できてしまった背中ニキビを治すには、自宅で行う方法とクリニックで行う方法の2種類があります。

まずは自宅でできる市販薬を試してみよう

自宅で対処する場合、市販薬を検討しましょう。一般的に活用されるケア商品は、グリチルリチン酸ジカリウムが含まれたアイテムです。

グリチルリチン酸ジカリウムとは、漢方の原料として知られる甘草の根からとった成分を指します。

副作用がでにくく比較的安心して使える消炎剤として、石鹸やヘアケア商品にも使われる成分です。

漢方理論に則って炎症を鎮める効果を期待した配合になっていて、赤く腫れ上がった背中ニキビも改善できるケースがあります。

サリチル酸のピーリング効果を活用してケアする商品も見られますが、肌に負担がかかるリスクはあります。

背中を一皮むくことでトラブルを目立ちにくくする原理であって、バリア機能まで損なわれてしまうと逆効果になりやすいことを理解したうえで活用しましょう。

商品記載の頻度や使い方をよく読んで、正しく使う配慮も必要です。

思うように効果がでないからといって使用量を増やしたり頻繁に使ったりするのは、あまりおすすめできません。

背中ニキビに使えるボディローションや化粧品にはいろいろな種類がありますが、期待される効能と成分をよく見て選ばないと思うような効果を得られません。

どのようにニキビにアプローチしてケア効果をねらうのか、メカニズムレベルから確認したうえで選択しましょう。

炎症を起こしている状態のニキビに働きかける成分、色素沈着の改善を目指す美白有効成分など、主な利用用途は商品ごとに異なります。目的に合わせたケアアイテムを選択して、背中ニキビの改善を目指しましょう。

何やってもダメな時は皮膚科など専門の医療機関へ

ひどく目立つ背中ニキビは、皮膚科など専門の医療機関に相談します。

マラセチア真菌に根本レベルからアプローチする目的で、抗真菌剤を使った治療からはじめるのが一般的です。

1〜2ヶ月くらいの通院で徐々にニキビが目立ちにくくなっていくケースが多く、継続的な通院が求められます。

ニキビの状態が進行して細菌感染を起こしている状態だと、抗生物質を使った治療も選択肢になるようです。副作用も懸念される薬なので、担当医師とよく相談して判断しましょう。

抗生物質が出された場合、自己判断で中断するのはリスクです。

医師から指導された通りにケアを進めて、その後の治療について相談しましょう。

外用薬以外に内服薬を使ったアプローチをとることもあって、症状に応じて適切な治療方針を指示されます。不安に感じる症状があればその都度相談して、背中ニキビの早期改善を目指しましょう。

ここまでの治療は保険適用とされますが、ケミカルピーリングやレーザー治療のように自己負担の対応も候補です。

ケミカルピーリングとは、医師主導で行う専門的なピーリングです。古くなった皮膚から新しい皮膚への生まれ変わりを促進して、ニキビ解消を目指していきます。ニキビができてしまった部分に色素沈着が見られる場合は、レーザー治療が候補です。

特殊なレーザー光をあてることでニキビの原因菌を殺菌、ターンオーバーを促す治療法と考えてください。

美容皮膚科、クリニックでは、独自の治療薬併用を推奨されることもあります。必要なメニューをセットにしてパッケージ化したプランを用意している病院もあって、専門家主導できれいな背中をサポートしていく流れです。

安心感が魅力のクリニックですが、一定の費用がかかるところがネックです。初診で大まかな費用や改善までにかかる期間について説明を促し、納得できる方法で進めましょう。

治った後の予防ケアまで含めるとかなりの回数通院が求められることもあって、時間の余裕がないと続きません。

背中ニキビだけでなく他の治療も紹介されたら、さらに費用はかさんでいきます。

美容目的で通う医療機関は、エステに近い印象を持つはずです。医師との相性を見極めて、時間とお金を無駄にしない治療を意識しましょう。